現在、多くの方がコンタクトレンズで快適に生活されていますが、長期間の使用には注意が必要です。コンタクトレンズは異物であり、角膜びらん、アレルギー、酸素不足など、眼にさまざまな負担をかけることがあります。特に、トラブルが頻発する場合や見え方に不具合がある場合、コンタクトレンズを使い続けることで重篤な眼疾患を引きおこすリスクが高まります。
コンタクトレンズに不安を感じる方やトラブルが多い方には、屈折矯正手術であるICLがもう一つの選択肢として適しています。定期的に眼科検診を受け、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

ICL手術は画期的な治療法ですが、すべての方が受けられるわけではありません。次の条件を満たす必要があります。ご自身が条件に該当するかどうか、まずはお気軽に当院までご相談ください。

年齢	20歳以上
近視の安定性	少なくとも1年以上近視の度数が変化していないこと
屈折値（ジオプター）	近視3D以上、乱視4.5D以内
老眼の考慮	40歳以上の方は術後の近くの見え方に配慮
眼疾患の有無	白内障、緑内障、糖尿病網膜症などがないこと
健康状態	重度の糖尿病やアトピー性疾患がないこと
	妊娠中・授乳中でないこと

ICL手術の料金は病院によって大きく異なる場合があります。これは、病院ごとの方針やサービス内容の違いによるものです。

料金は安ければ良いというものではなく、手術の信頼性が何よりも重要です。ICL手術は一生に一度の治療であることがほとんどです。信頼できる医師と病院を選ぶことが、長期的な満足度につながります。

	高品質医療の病院	低料金を重視する病院
特徴	優秀な医師や専門スタッフ、最新設備、充実したアフターケアを提供	コストを抑え、効率性を重視
料金	手厚い医療サービスを提供するため、高額になる傾向があります。	比較的安価だが、個別対応やサービス内容には限界がある場合があります。

医師の経験と資格

ICL手術を行う医師が「ICL認定医」であることを必ず確認してください。ICL認定医とは、専門的なトレーニングを受けた後、一定の基準を満たした医師に付与される資格です。また、これまでの手術実績や経験も重要な判断材料となります。手術実績が多い医師は、予期しない事態への対応能力も高いと言えるでしょう。さらに、患者さまへの説明や対応が丁寧であるかも重要です。納得いくまで相談に応じてくれる医師を選ぶことで、安心して手術を受けられる環境が整います。

疑問やお悩みも丁寧に聞いてくれる

手術に関する疑問や不安をしっかりと聞いてくれる病院を選ぶことも重要です。患者さまお一人ひとりの状況やニーズに寄り添い、わかりやすく説明してくれる病院は信頼できます。術後のフォロー体制についても詳しく説明してもらい、不安を解消したうえで治療に臨める環境が整っているかを確認しましょう。コミュニケーションが丁寧であることは、安心して手術を受けるための大切なポイントです。

病院の設備と環境

ICL手術は眼内手術であり、清潔で安全な手術環境が必須です。感染症を予防するために、クリーンルームを完備している病院を選びましょう。また、最新の医療機器を導入しているかどうかも確認することが大切です。最新機器を使用することで、手術の精度や安全性が向上し、リスクをさらに軽減することができます。さらに、術後のケアに関しても適切な設備が整っているかどうかを確認してください。

口コミや評判

インターネットや実際に手術を受けた患者さまの声は、病院を選ぶ際の参考情報になります。ただし、口コミには注意が必要です。個人の主観や誤解、さらには意図的に操作された情報が含まれている可能性もあります。良い口コミだけでなく悪い口コミも確認し、内容に一貫性があるかどうかを見極めることが重要です。信頼性を高めるためには、口コミだけに頼らず、病院の公式情報や直接医師と話す機会を活用するようにしましょう。

料金だけで決めない

料金の安さだけを基準に病院を選ぶのは避けましょう。ICL手術は自由診療であるため、病院ごとに料金が大きく異なることがあります。安価な料金設定の背景には、人員や設備、サービス内容が最小限に抑えられている場合があります。一方で、高額な病院は最新設備や充実したアフターケアを提供している可能性があります。価格だけで判断するのではなく、提供される医療の質や信頼性、アフターサポートなどを総合的に考慮してください。